アニメ 輪るピングドラム 第7話

永遠にホレタママですか。そりゃ、あんなカエルの卵をふたりで口に入れるということ自体が愛の証のような気もしないではないですが、キモすぎて笑ってしまいます。タマホマレの卵は写真にありましたから、モザイクをかけたというのは、また、別のもの(食い物に見える)が出てきたということでしょうか。それとも、ツブツブは本能的に食してしまうのでしょうか、2号は。うーん、ただの思わせ振りな演出だと思いますけれど。

それにしても、これだけ繰り返されると、苹果のシンボルはカエルで決まりですね。いっぽう、陽毬のシンボルはクマでしょうか。今回の生存戦略では、晶馬は制服姿でしたので、タマホマレ儀式から帰る早々、アダルトとかファイト一発だとか、話をそっち(サブリミナルなタイアップCM)の方に持って行きたいという意図は明白でした。で、苹果の夜這いのところで、また来週と引っ張る。なんか、ケレン味が感じられる回でした。


芝居を見せたり、婚約パーティに呼んだりと、時籠ゆりは、わざわざ、苹果を挑発している。と断定してもいいように思います。ですが、挑発しなければならない動機がわかりせん。また、苹果の観察によると、時籠は、カレーの日以来、多蕗の部屋を訪れていないとのこと。婚約までする仲の女が、男の部屋を訪れないというのが不自然です。口にはしていませんが、時籠ゆりも、桃果の未来日記をなぞった行動をとってるように見うけられます。時籠の目的も、プロジェクトMなのであれば、(・・・自粛・・・)です。それとも、苹果と同じように、初夜を意識しているのでしょうか。時籠は、苹果のママゴト結婚とは違い、現実の結婚の成就を目途しているために、そのタイムラグを、苹果に見せつけることで埋めようとか、苹果を諦めさせようとかいうことでしょうか。

冠葉は、また、金を無心されたようです。夏芽は、居合わせたというより、ずっと冠葉を監視していた、と考えるほうが妥当のように思えます。冠葉がペンギンマークの弾に心あたりがあったのは意外です。しかし、弾の存在は知っていたとしても、弾の効能までは知らなかったはずです。でなければ、元カノ3人の記憶が消されても、驚く必要はなかったはずですから。

なお、これまで見てきて、高倉両親の失踪は、ここ1年半のことではないかと思います。冠葉と晶馬が私立高校に入学するには、それなりの資金力と資金計画がなければ無理だからです。また、郵便受けの両親の名前が消されてたということは、両親の失踪が、なんからの実名報道されるような事件がらみ。また、ラッちゃんのお腹の傷は、×が3つで離婚歴3回を表していると解釈すると、苹果ママが高倉の名前を知っていたのは、高倉父と苹果父が同一人物で、けれども、現在は、高倉子供達の記憶だけを喪失している、という可能性もなくはありません。

でなければ、ピングドラムのあからさまな隠し場所とか。笑うしかないですけど。

 

 

つづく >輪るピングドラム 第8話