シン・ゴジラと「春と修羅」

見て参りました。日曜の14時30分の回でしたが、ほぼ、満員でした。さて、冒頭の「春と修羅」の意味とは(笑)

あれは、「春と修羅」でなくてもいいのです。映画の中に出てきた「春と修羅」の本は真新しかったですね。つまり、大正13年(92年前)に刊行されたオリジナルの「春と修羅」そのものではなく、昭和47年6月刊行の「精選 名著復刻全集 近代文学館」シリーズの一冊です。エンドタイトルにも、そうありました。

別の言い方をすると「春と修羅」の“復 刻 版”です。大声ですいません。復刻版であれば、宮沢賢治以外の作家の本でもよかったのです。その意味するところは、シン・ゴジラはオリジナル・ゴジラの復刻版であるという主張です。

まあ、わかってみれば、うふふと微笑んでしまう程度のなぞなそです。