病院のチカラ~星空ホスピタル~
「地域医療」というのは“単なる”モチーフだったようです。本気で取り組むつもりは最初からなかったようです。わたしの深読みのしすぎでした。それと、百合ちゃんの件ですが、金が掛かる説明としてはいいのかもしれませんが、逢えない理由の説明としては不十…
死のうとしたことを親に言わない陽子。悪性リンパ腫であることを口止めする院長。病状が悪化していることを栗原言わないでくれと母に頼んだゆりちゃん。今回は「口止め」がキーワードです。大切な人に知られたくない、なぜ。 解決不能なことで大切な人の心を…
夫を亡くした妻、夫を亡くし子供もいない妻、妹を亡くした姉。 なんかこう、時代劇のような設定です。ちょうど、平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」がその典型です。「御宿かわせみ」では主要な登場人物のみんなが、親兄弟子供のだれかしらと死別しているか生別…
やたらと正論を言いまくった栗原でした。 杏子と岸田には余計なお世話と煙たがられるが、栗原は言わずにいられないのでしょう。正しいことをしているという確信、間違ってはいないという確信が、栗原を支えているように感じます。 正しいことをしていないの…
栗原が携帯で話しかける相手は、妹じゃなくて別人でした。 それなら、携帯=カササギの橋というのは読みすぎか。しかし、ゆりちゃん、と空を見上げながら携帯に呼びかける。ゆりは東京にいる。すぐそばまでは行ける。が、逢うことはできない。これは、やはり…
エンドタイトルのタイトルバックに目を奪われました。 ともみが白い雲がうかぶ青空を見上げている。海辺に遊ぶ少女の姉妹のすがたが重なる。海面にいちめんに広がる無数の光の燦爛。海は夜空です。無数の光は無数の夜空の星。 まるで億万の蛍烏賊の火を一ぺ…