#小説

毛利志生子 風の王国 暁の歌

※宮崎駿「風立ちぬ」にひき続き、宮沢賢治は関係ありません。 感想 書店で第27巻(あえて最終巻とは呼びたくない)の帯の完結の文字が眼に入ったとき、思わず涙ぐんでしまった。そして内容はというと、涙、涙、涙、涙だ。第27巻は透明な涙のインクで書かれて…

“文学少女”シリーズ読了 “ほんとうのさいわい”とは

“文学少女”本編八冊+最終話一冊+見習い編三冊+挿話集四冊を読了しました。 主人公にならって、味覚で表現するなら、そうめん流し。スダチではなくレモン風味のつゆで。文芸作品の読感を味覚で表現するというのは作者のオリジナルだと思います。料理番組な…

ハヤブサ帰還一周年

はやぶさ再突入 HAYABUSA Re-Entry (NASA) http://www.youtube.com/watch?v=xyCbiKIScKM NASAによるハヤブサの再突入の映像です。 古い命が燃えつき、新しい命が輝く この映像は命のメタファだと思います。 すべてのおとろへるもの、しわむもの、さだめのな…

“文学少女”と慟哭の巡礼者

「このラノベがすごい」という本をパラ見していたところ、宮沢賢治という単語が目に止まりました。なんでも、「銀河鉄道の夜」をモチーフとした、野村美月「“文学少女”と慟哭の巡礼者」(ファミ通文庫)という作品だとか。 どんなのかなと探したら、“文学少…