2008-10-11から1日間の記事一覧

オホーツク挽歌

詩「オホーツク挽歌」の中でも“(十一時十五分”からはじまる12行がとくに難解です。この部分の解釈を難しくしているのが8行目の“HELLと書きそれをLOVEとなほし”です。そこで、8行目を抜いて読んでみます。すると、読解上の難しいことはなにもなくて、賢治の…

琴の星

「銀河鉄道の夜」で琴の星が蕈(きのこ)のように足をのばす場面が都合2箇所あります。第一次稿と第二次稿は欠落部分に相当しますが、牛乳を入手できなかったジョバンニが天気輪の丘から琴の星を望む場面、と、第四次稿では消えますが第一次、二次、三次と…

7月7日は乗車記念日

星座早見で、白鳥座に天頂を合わせ、午後11時の日付のところを読むと八月十四日になります。これが、銀河鉄道が飛んだと思われる日付です。しかし、「銀河鉄道の夜」にはもうひとつの日付が隠されています。 「まあ、あの烏。」カムパネルラのとなりのかほ…